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ことのあとさきのこと MAR 2005
2005.03.01
1. 平成16年のわたしの仕事(活字媒体のみ)

★ 単行本 
 『面白いほどよくわかる神道のすべて』日本文芸社 平成16年6月

★ 島に関するエッセイ・論文
・聖なる島が賎なる島と差別されていく構造 
 『同和問題を超える悪質差別要覧―いきすぎた「人権」が差別を生む!?―』同和文献保存会 2001年4月
・神々の中の島々(6)「みみらくの島」のミミ 『しま』No.197 平成16年3月
・“海の正倉院”沖ノ島へわたる 『LAMER』vol.167 2004.7〜8
・神々の中に島々(7)宗像に象徴される〈オウシマ三宮〉構造 『しま』No.198 平成16年6月
・いわゆる“領土問題”を知ろしめす島 山口県青年神職会『若楓』44号 平成16年7月
・神々の中の島々(8)いまに生きる古代祭祀の神郡宗像 『しま』No.199 平成16年9月
・市町村合併の政治神学  『しま』No.200 平成16年11月

★ 民俗・歴史に関するエッセイ・論文
・縄文神道のシンボル《蛇(ハハ)》  『縄文ジャーナル』vol.3 2004 春
・大陸を目指した宗教者―慧海・光瑞・王仁三郎―(1)〜(10)
             『仏教タイムス』2004年3月4日号〜5月13日号
・古神道と「記紀」神話―「新しき古」としての天御中主神と国常立尊―
    別冊歴史読本90・新視点『古事記』『日本書紀』の神々 2004年7月
・謎の神々と古社(宇摩志麻遅命/大山咋神/大禍津日神/味すき高彦根命/天日鷲命
  /須勢理比売命/三島湟咋/石長比売命、道臣命/思金神)  同上
・聖母・神功皇后の神秘性の根源―処女懐胎のヒメの霊能―
    別冊歴史読本99 全国八幡神社名鑑(神社シリーズ3)  2004年11月
・全国主要八幡神社事典(123社収録=400字詰め100枚)      同上

2. 2004.04.15の〈島風とシマ神〉の「尖閣、竹島、北方四島の問題」の中で、いわゆる「連合国軍総司令部指令第677号」を紹介しましたが、その第2項を省略しました。
『伊豆諸島東京移管百年史(上巻)』(東京都島嶼町村会、昭和56年)掲載の資料(p.750)によれば、その部分は次のようになっています。

  2.Except as authorized by this Headquartere,the Imperial Japanese
   Government will not communicate with  government officials and 
   employers or with any other persons outside of Japan for any
   purpose other than the routine operation of authorized shipping,
   communications and weather services.
 これを、わたしなりに直訳しますと――
  2. 当司令部によって認可される場合を除いて、日本帝国政府は行政当局および雇傭員、もしくは 認可された船舶交通、気象観測の日常業務以外は、いかなる目的のためにも日本の外側の誰とも通信することができない。

3. 杉花粉を止めるための歌
 杉の花粉よ、遠くへ飛ぼうとしている杉花粉よ、静まれ。
 杉花粉よ、杉の木が震えて、雄花が放たれたら、速やかに飛び、しかし遠くへ拡がる前に落ちよ。風よ、花粉を運ぶな。
 杉花粉よ、人びとの鼻や目のなかに飛び込むまえに、川や沼や池や、海へ落ちよ。
 杉の花の粉よ、水によって浄化されよ。木玉に鎮まれ。
 やすらえ、花や。やすらえ、花粉よ。そして花粉症よ、去れ。

  
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ことのあとさきのこと May  2005
2005.5.25
1. 青ヶ島に関するテレビ放送のお知らせ

 5月28日(土)21:00〜21:54、BS日テレ(企画・制作:スポーツパル・インターナショナル)で青ヶ島のことが紹介されます。
現在の三宝港と、少し前までの三宝港、池之沢のサウナ、青酎…等々。菊池利光村長や、いまや青ヶ島の人間国宝(?)的存在の浅沼キミ子おばさんも登場するなど盛りだくさん。BS日テレが観られる方はぜひ、ご覧下さい。


2. 麻生太郎総務大臣の発言(参議院総務委員会:平成16年3月18日) 
 「…御存じのように、東京でいえば八丈島の南七十キロぐらい行ったところに、青ヶ島というところにたしか人口二百人切ったぐらいの今一番小さな村がありますが、そこに人が住んでいる。その住んでいることによって極めて財源としては大きな負担に国としてはなっているとは思います。しかし、同じような話を、これは竹・uテ…(「竹島」の竹以下は、わけのわからぬ漢字の羅列の文字化状態)」
 じつは、わたしのHPを観た友人の三木さんが5月23日午後、麻生大臣の発言を、「国会会議録検索システム」の中から該当箇所をURLとして送ってくれました。そのときはちゃんと観ることができたのですが、25日午前零時すぎアクセスするとファイルが削除されていました。三木さんにそのことを連絡すると、メールでその部分を送ってくれました。ところが、竹島以下が文字化けしていたのです。というよりも、中国語もどきの、しかし意味不明の、にもかかわらず丹念に見ると、日本の領海の定義を嘲笑するかのごときの、漢字の羅列状態になっていました。「竹島」という箇所に過剰反応する〈何か〉が組み込まれてしまったようです。
 そこで、文字化けの箇所を、別のところから入手いたしました。次のとおりです。
「…これは竹島で同じような事が起きて、そこに、もしあそこに人間が住んでいれば今日の竹島問題はなかったであろうというようのことを、大陸棚の話を含めて、国全体のことを考えて判断すべきが大蔵省だったんですが、財務省になって少し違ったかなと、正直嫌みを言えばそういうことになるんですが、勝さんがおられますので、きっとそこらのところはしっかりやっていただけるものと心から期待しております。」
 じつは、麻生大臣の発言は交付税に関しての質問に応えてのものである。にもかかわらず、竹島というキーワードに過剰反応する輩がいる、ということを露呈させてしまったわけである。
 もし、青ヶ島が天明の噴火の際、八丈島へ避難したまま「還住」しなかったら、青ヶ島以南は、少なくとも《SCAPIN−677》以降、どこの国の領土になっていたか、解らないということを、この「文字化け」は示している。当然、ここには沖ノ鳥島が含まれる。文字化け実行部隊の愛国無罪のハッカー連中(ただし、日本語がわかるようなので獅子身中の虫かもしれない)は、八丈島以南も自国の領土・領海にしようと虎視眈々と狙っているのである。